sisatu

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天邪鬼
昨年暮れ、東京五輪招致活動の参考のため、カタールで開催されるアジア競技大会の準備状況の調査・視察に都議会として派遣された。
わが国民は、カタールという国よりもドーハという都市のほうが耳に馴染む響きでしょう。
93年ワールドカップアジア地区予選、日本対イラク戦で試合終了直前同点ゴールを決められW杯出場の切符を逃した会場である。深夜の生中継と、時間ぎりぎりでの失点の悔しさのため、翌日の日本の生産性は、さぞかし低下したことでしょう。
当時の観客の不自然さに気がついた日本人は少なくないと思う。
制服で観戦しているかのように真っ白である。彼の地はアラビア半島に位置する、イスラム教ワッハーブ派で、戒律が厳しい国である。ほとんどの観客は男性。男女は公共の場で原則同席をすることはないという。 もちろん飲酒は特別な場所を除いては、厳禁。
公園などでの夕涼みの光景で、目に付くのは、真っ白に洗い上げられ、プレスのぱりっとかかったアラビア衣装の男性ばかり、男同士で手をつないで歩いているグループもある。しみひとつない長衣はディシュダーシャで、布の頭飾りはガットゥラというのだそうである。女性はベールをかぶり、足まで隠れるアバーヤという黒い長衣を着ている。
それ以外はほぼもれなく外国人ということだそうだ。
カタールでの暮らしは定職に就いていなくても土地や家具調度品は国から支給され、医療費無料化は何と海外でも適用されるという。
だから民族衣装は労働に機能的でなくても一向に差し支えなく、額に汗して働くことを美徳としない民族だそうである。実質世界一のお金持ち国である。中東の衛星テレビ、アルジャジーラもカタールにあるが、ある法学者が体制を批判する論文を書いたら、たちまち逮捕され、裁判にかけることなく3年間刑務所暮らしとなったそうで、金儲けに忙しくて体制批判をする暇がないそうである。 

帰国の機中にて、なるほどと思ったこと。
往路のエミレーツ航空はドバイのシェイク(族長)の持ち物、そして復路はカタール航空である。だいぶ前のことだが、ある本で読んだことを思い出した。産油国の王様は凡人には想像できないほどのお金持ち。自分の名馬を移送するには、飛行機が必要。飛行機を買えば当然飛行場が必要となる。事のついでに航空会社も作っちゃえという風にして、会社を創設したそうである。風が吹けば桶屋が儲かる。かくして馬好きが高じた結果、航空会社ができた?!そうである。物差しの違いには驚かされる。 
アッラーの掟により、いうまでもなく、勝ち馬投票券はご法度である。 

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このページは、sakiyama-cが2007年3月19日 16:43に書いたブログ記事です。

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