劇団四季 『解ってたまるか!』作 福田恒存
| 友人の奨めもなく、子供の引率でもなく初めて自分からチケットを予約して観劇に行ってきました。何日か前、新聞社会面の広告に『福田恒存』の名前が目に飛び込んだ。劇団四季による『解ってたまるか!』上演の広告である。 これまで興味がなかったので気付かなかったが、お芝居のチケットがこんなに高いとは・・・・・・ 十数年前に、福田先生と知己を得たのは、鬼籍に入ったばかりの時であった。 先生のプロフィールは、翻訳家、劇作家、評論家等である。 あと残り二冊になった全集を、こつこつ買い揃えている唯一の人である。 頭の整理が必要な時は、いつも決まって福田先生の本を開く。 私の発想の師である。 万難を排して先生の書いた芝居を見に行こう! と固く決心し、何とか算段して行くことができました。 『解ってたまるか!』は昭和43年の『金嬉老事件』をモデルに書き下ろしたシニカルな喜劇である。(因みに当時私は2歳半) 人質を取って立て籠もる犯人に対して、当時の進歩的文化人や、マスコミ、警察の対応を風刺する仕立になっている。 進歩的文化人は、犯人の生い立ちに同情し、反権力のヒーローとして神格化する。 マスコミは、特ダネ目当てで、犯人に媚びる。 警察は、腫物に触る扱い。 人質は、犯人の指示に従順!?。 プログラムの解説で、『解ってたまるか!』がやっと喜劇として笑える時代になった。観客が笑うべき場面で笑い声が聞かれるようになった。 と井尻千男氏。 事件の3ヵ月後の作品だそうである。40年前の観客はどんな目線でこの芝居を見てたのでしょうか? 金嬉老事件(参考) http://www.alpha-net.ne.jp/users2/knight9/kimuhiro.htm http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E5%AC%89%E8%80%81%E4%BA%8B%E4%BB%B6 |
