明治神宮崇敬会
6月下旬、明治神宮崇敬会荒川支部の総会に参加した。昨年に引き続き今回で二度目の参加となった。
入梅を過ぎた頃の都心は蒸し暑いが、明治神宮は、“神宮の森”というだけあって、幾分涼しく、あやめが見ごろであった。
深呼吸すると、澄んだ空気が体に沁み込み、何とも心地よい。
木漏れ日が差し込む参道を、列になって歩いていると、前方が止まったので、何かしらと覘くと、身の丈1メートルほどの蛇が、砂利道をくねくねと急ぎ足で横断していた。参拝客も、誘導の職員も、立ち止まり通り過ぎるのを待っていた。当方は都会の中の非日常の遭遇に、一瞬自然に還った気分になったが、先方は命がけである。一目散に葉影に隠れてしまった。
明治神宮は、大正初めに、草原と田畑を造営し、全国各地からの、365種、10万本の献木によって手がけられ、100年足らずで見事な森となった。
戦前はまだ、青空が仰げたと何かに書いてあった。
“日本一多くの木を植えた男”として知られる、宮脇昭横浜国立大名誉教授はこういっている。私たちは、祖先の代から、集落のそばに社や祠を築き、神様を祀って、自然に対する畏敬や、宗教的な祟り意識で周辺の木や生き物に、みだりに手を入れることなく鎮守の森としてずっと守り続けてきたそうである。
東京都では、今後10年間で、サッカー場1500面分の緑(1000㌶)、都内の街路樹を現在の48万本から100万本へと倍増する。そして30年かけて中央防波堤に、皇居と同じ大きさの緑の島を創出する『緑の東京10年プロジェクト』の基本方針が策定され、その取り組みが始まる。
不明であったが、ガーデニングの本場として知られているイングリッシュ・ガーデン。その淵源を辿ると日本庭園に行き着くのだそうで、ガーデニングの元祖は我が国、幕末に来日したプラントハンター達を感嘆させたそうである。
国を愛する心の涵養、それにはもちろん、自分の住んでいるまちを愛することです。ひとり都庁だけで緑の再生は成し得ません。地域の皆さんとの協同が肝要なのです。
