暑中お見舞い②
急いで羽田に向かいチケットを購入すべくカウンターで手続きをした。パソコンに向かう女性に、氏名・年齢・電話・の問いに答えた。ここまでは従来のマニュアルです。驚いたのは、その手続きの最後の ? である。 “さきやま様!男性でしょうか?”一瞬吹き出しそうになりましたが、笑いをこらえて“はい男です” チケットを受け取ったあと、急ぎトイレに駆け込み、毎日対面している自身の顔を改めて見たが、とても女性と見紛う顔ではない?!
何だったのでしょう。
そして、土日は、地域・町会の盆踊り大会巡りに出かけました。踊りが苦手な私は専ら見物役であります。そしてこの写真。町会長とのツーショットのシャッターを押してくれたのは、地元カメラマンの杉山さん。首には仕事用のカメラをかけていましたが、我がままを言って私の携帯写メールで撮っていただきました。
締めくくりは、ミュージカル、はだしのゲンの紹介です。12年間続いているロングラン。この芝居には、私の高校以来の友人が、ゲンの父親役として出演しており、今回初めて、彼から芝居の誘いがありました。居候癖の私は、彼の家にも4ヶ月ほど世話になったことがあり、そしてまた12年目にして初めてのご案内でもあり、万難を排して劇場へと向かいました。
はだしのゲンは、終戦間近、広島に原爆が投下された前後の物語で、原爆の悲惨さと、いのちの尊さを訴える作品です。
この夏、民放特番でも放送されました。テレビではゲンの父親役の中井貴一さんと同じ役柄といえばわかり易いのかも知れません。(俺のほうが古いんだから、と彼から物言いが出そうですが)
毎年8月のならわしとして、先の大戦のことが取上げられます。私も今年は初めて靖国神社の昇殿参拝をさせていただきました。当時を生きていない私にとっては、二度と繰り返してはならない戦争、そしてまた反面、戦後の贖いはいつまで続けなければ・・・・・という相半ばするこの時期でありました。
はだしのゲン、劇中での最後の科白をご紹介します。
『時の流れの中で、消えていく過去を引き戻しながら私たちは今を生きとります。今年もひとつの燈籠が私の手にあります。この燈籠を流すとまた暑い夏が終わるのです。』
鬼籍に入ったばかりの叔父からの言葉を思い出した。
当時憲兵だった叔父は南方で終戦を迎えた。戦闘よりも飢えに苦しんだという。現地で終戦を知り、軍刀を土に埋め復員帰国したそうである。『いかなる理由があろうとも戦争はいかん 人間をおかしくさせる』30年前に聞かされたその言葉を思い起こした芝居でもありました。
