深呼吸がしたくて
続かないが、即実行は得意です。
その夜は駅から自宅まで歩いて帰った。そして今日、目が覚めてまだやる気は失せていない。
「よし!高尾山に深呼吸しに行こう!!」
早速朝食をとり、ジャージに着替え、開高さんの古い本を手にいざ出発!
京王線に揺られ、スマートフォンから流れるのは、馬場俊英の唄『今日も君が好き』♪今日も頑張ろう♪のフレーズが自己暗示にかけさせてくれる。
そして電車の窓から差し込む日差しが暖かで、もう穏やかな気分。それだけで心地よい。
昨晩の先生曰く、併せて毎日お天道様に感謝する事もその秘訣!
さて、私は何に感謝すればよいのか?
そうです、仕事があるから休みがあるのだ!!
仕事に感謝します。
登山口近くのお茶屋さんでお昼に入った。
隣の席の初老の男性はすでに、下山後かと見えて、そばをつまみに日本酒をすすりながら読書をしている。
ゆっくりと時間を過ごしている様子はあこがれの風情。
誤解の無いように!!
昼間から酒が呑みたい訳ではありません。
山菜そばをかっこみ、登り始めた。
以前に登った時には、ミシュランガイドのお陰か外国人観光客が目立ったが、この日は熟年のグループが多く目に付いた。
団塊世代の大量退職の時期を迎え『濡れ落ち葉』という言葉が俗語として流行ったが、取り越し苦労であるように思われました。さらにひどい表現になると『主人在宅ストレス症候群』という病名やら『みの虫夫』まで言われています。
退職した夫が、何をすることもなく自宅でジャージ姿のまま1日中寝転んでいて、それに妻が耐えられなくなってストレス性の病気を患うというのです。
『みの虫』とは、もちろんジャージ姿の夫のこと。
下山途中に雨が降り出した。高尾山の落ち葉はふっくらとしていて、まとわりつくものではなかった・・・。
