東京都青少年健全育成審議会 推奨映画 『潜水服は蝶の夢を見る』
金曜日に試写会に行ってきました。
青少年健全育成審議会で審査される映画です。
映画のタイトルは『潜水服は蝶の夢を見る』です。この映画のキーワードはまばたきです。
どんな映画だかタイトルだけでは読み取ることは難しいでしょう。
“瞬きひとつで燃え尽きる恋がいい”ティーンの頃、読んだ詩のこのフレーズだけ今でも記憶しています。
そしてその瞬き、20万回がこの映画の主題です。
ストーリーはざっとこうです。42歳、気鋭の「ELLE」編集長が、ある日突然、脳梗塞で倒れ全身麻痺となる。自由が利くのは左目だけで、失意から立ち直り、理学療法や言語療法などのリハビリによって情報伝達手段を会得し、一冊の本を仕上げるまでの、実話に基づいた物語です。
その手段とは?「はい」が一回目を閉じる「いいえ」は2回で、スペル一字一字を瞬きだけで自伝を書き上げる作業とその半生を描いたものです。
主人公は創刊2日で他界しますが、全体のイメージとして壮絶な生涯というよりも、ユーモアで機知に富み、前向きに生きている姿が描き出されていました。
難を言えば、アイコンタクトでする会話や執筆作業のシーンが多く、青少年が映画に集中できるのか?
そして日本映画だと青少年向けとなると潔癖さが求められて、あり得ないことですが、回想場面でのベッドでのシーン等は、正式にお墨付きを与えて大丈夫かしら?と少し気がかりですが、健全育成は純粋培養でもいけません。多としたい。
