読書感想文 『40 フォーティ 翼ふたたび』
久しぶりに小説を読みました。3カ月ほど前(落選直後だったと思う)妻から、『あなたいつも小難しい本ばっか読まないで、たまには気晴らしに小説でも読んだら!』 『私たちと同世代のストーリーで、40代って、人それぞれに悩みを抱えてるものなのよ』『40代ののサラリーマンもいろいろ大変みたいよ』と勧められそのまんまパ
ソコンの脇に置きっぱなしにていました。
たまたま土曜日は午後からOFFだったので何の気なしに、ちょっと読んでみようかなてな!ってな感じで本をめくってみました。
石田 衣良著 タイトルは『40 フォーティ 翼ふたたび』です。
わりと厚めの小説でしたが、横に寝そべりながら、!ぼちぼちと読んでいたら、何やらその日のうちに完読してしまいました。
『40フォーティ 翼ふたたび』のストーリーはざっとこうです。 大手の広告代理店に勤めていた主人公は、マンネリ化した日常の仕事に意欲を失い、会社を辞し、先輩の会社に転職したが、仕事のパートナーとしての反りが合わず、わずか5ヶ月でその会社もやめることに。
挙句、間借りのオフィスでフリーのプロデューサーとして再々スタート切った。
大手広告代理店時代と一変して、開店休業状態の出直しだった!
主人公の吉松喜一は、ホームページを立ち上げ、ブログでPRして、仕事の依頼を待つことに。
40歳といえば、孔子さまは『不惑』とおっしゃっています。また自分が幼い頃に見上げた40代の大人は、両親をはじめ自信に満ち満ちていましが、自身に置き換え、自問してみると、隘路にはまりっぱなしです。
吉松の自社PRブログを見た様々な境遇のクライアントから持ち込まれる依頼は、とても畑違いのトラブルばかりですが、そこはフィクションの醍醐味です。真っ正面から向き合い、難題を解決していくストーリーとなっています。
時代の寵児として一世を風靡したIT社長がスキャンダルによって社会からも、会社の経営からも追放され、金は有り余るほど持っていても抜け殻同然に没落した40歳の元社長を社会復帰させること。
高校3年生から23年間引きこもりっぱなしの男を自宅から脱出させるサポート役等々
40代という私の同世代が抱える問題、そして『勝ち組』『負け組み』の別なく、環境や職場を越えたさまざまな悩みが描写されています。
登場人物もなぜか身近の知人とオーバーラップしてしまい、見事に感情移入してしまいました。
(浪人中のわが身も含めです)
40歳、人生の半分が終わってしまった。 この物語で何度か出てくる言葉です。
さかのぼる事半月前、あるセミナーでの紹介された箴言をご紹介します。
人間の一生には前半と後半があって、前半の人生は親の徳によってきまる。
後半は、親の徳も及ばない。自分でいかに徳を積むかにかかっている。
決して得をしようとしてはならないのです。
是非気晴らしにご一読を
